郷里(播州赤穂御崎)に三十数年前に帰った時は、まだ子供の頃の風景が大分残っていた。 田や畠、とんぼ捕りや鮒釣りなどをした池もそのままであった。 山の段々畠もまだあり、山に生えている梅は花を咲かせていた。懐かしい思いでこれ等を油絵にした。
この後、観光地、播州赤穂は着々と開発を進め、新たな道路が山の斜面を削って造られ、畠であった所にも人家が建ったりした。 そして風景は変ってしまった。今、この絵を見ると非常に懐かしい思いがこみ上げてくる。
海(瀬戸内海)の方は変わらず、昔と同じ岩が同じ形で在る。懐かしいものだ。これは水彩で描いた。


早春
P50 油彩 1981
※赤穂市へ寄贈




F8 油彩 1987
※赤穂市へ寄贈



故郷の海
F6 水彩 1996



池のある風景
F15 油彩 1982
※赤穂市へ寄贈



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